フラミンゴはなぜ片足を上げて眠るのか?

子供の頃、誰から聞いたのかは忘れたが、こんななぞなぞがあることを知った。

雨はなぜ上から降るのか?
下から降ったら傘が差せないないから。

これにはいくつか疑問がある。

  1. どうして雨が傘に配慮しなくてはならないのか?
  2. 仮に雨が傘に配慮する必要があるのだとすれば、どうして横なぶりの雨が降るのか?
  3. もし雨が下から降るようになったら、それに対応した傘が発明されるのではないか?

これらの疑問は未だに解決していない。やがて、このなぞなぞの答えはもしかすると間違っているのではないかという疑念も沸いてきた。
懐疑や不信は一度芽生えると容易に解消するとはできず、徐々に信念体系を蝕んでいくもので、最近ではフラミンゴは奇術で用いる見えない糸で天蓋からぶら下がっているのではないかと思うようになってきた。だとすると、かつては明々白々だと思っていたフラミンゴが片足を上げて眠る理由も疑わしくなってくる。もし、フラミンゴが上から支えられているのだとすれば、両足を上げても倒れることはないだろうから。