本は時には盾になる

死神のキョウ (一迅社文庫)

死神のキョウ (一迅社文庫)

渡世の義理で宴会に出ることになり、最後まで抜け出すことができず、つい先ほどぐったりと疲れ果てて帰ってきた。
酒席はもともと苦手だが、全く共通の話題のない人々に囲まれるとさらに苦痛が増す。仕方がないので、宴席の隅っこで『死神のキョウ』を読むことにした。
宴会が始まる前に半分ほど読んであったので、宴会中に読み進めてとうとう最後まで読み切った。
本が盾になるといっても一時のことで、ずっと身を守ってくれるわけではないのだが、それでも多少は気分が休まったのは幸いなことだった。