お好み焼きとかに玉

お好み焼きは中に入っている具材によって「豚玉」「いか玉」「えび玉」などと称する。それなら、かにがはいっていれば「かに玉」になるはずだが、そのようなお好み焼きを見たことがない。たぶん、探せばかに入りのお好み焼きもあるとは思うのだが、「かに玉」と言えば天津飯の上にのっている例のあれをイメージしてしまう。
なぜ、お好み焼きにはかにが入っていないのか? 豚、いか、えびなどに比べて高価だからか? それともお好み焼きの調理方法にあまり合わないからなのか? そのあたりの事情はよくわからない。
ところで、「○玉」の「玉」はもちろん「玉子」のことで、要するに鶏卵だ。では、鶏肉を入れたお好み焼きは「とり玉」ということになるのだろうか、と思ったが、これも見聞きしたことがない。鶏肉と鶏卵だから「親子お好み焼き」とか、そういう言い方があってもいいと思うのだが。もしそういうのがあれば、豚玉は「他人お好み焼き」か。
お好み焼きの話からはそれるが、10年くらい前に横浜で関西風丼の店に入ったとき、同行した関東人が「他人丼」の意味がわからないと言っていたことを思い出した。他人丼は関西ではポピュラーな料理*1だが、関東にはほとんどない料理だったらしい。今ではどうなっているのだろうか?
こんなことを夜中に書いているのは、いま大変おなかがすいているからだ。できれば寝る前に何か食べたいのだが、食べると太るから我慢している。節制というのは辛いものだ。
おしまい。

*1:といっても、もちろん親子丼ほどではない。