ボーガスニュースかと思った

例えば、政府が為替介入しようとしても、2004年の前回とは異なり、米政府に受け入れられる見通しは少ない。実際、バラク・オバマ米大統領麻生首相を外国首脳として初めてホワイトハウスに迎えた2月24日、オバマ新政権は日本政府による円安誘導を歓迎しない意向をはっきりと示した。麻生首相がおみやげに持参した福井県小浜市名産の塗り箸も、新大統領の心を動かすには至らなかったようだ。

投資顧問会社タンタロン・リサーチ・ジャパンのイェスパー・コールCEO(最高経営責任者)は、改革派の小泉純一郎元首相を引き合いに出し、中川氏の酩酊会見は「小泉政権以来最も有効な政策だ。日本銀行で3年間審議しても、これ以上に効果的な刺激策は出ないだろう」と語る。

【略】

日本にとってさらに好ましいのは、財務省の直接介入なしに円安が進行していることだ。中川氏の「もうろう会見」は、貿易相手国を刺激しない形で、政府の円売り介入に匹敵する円安誘導効果をもたらしたと言えるかもしれない。

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