軍艦島と旦過市場

軍艦島ツアーに行こうと思っている。第一弾は高いし日程が合わないので、5月の日帰りツアー*1にするつもりだ。行き帰りには西日本パスを使う予定。2人以上でないと使えない不便なきっぷだが、幸い会社の先輩が軍艦島マニアで一緒に行ってくれるそうだ。旅程の都合上3日用を買って中日*2を捨てることになるが、それでも普通車利用で1万6000円、グリーン車を使っても2万円だ。これは破格に安い。
さて、この春の九州いちばんの話題といえば、何と言っても平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の開業だろう。この路線は、日本初の鉄道事業法第5条第2項に基づく特定目的鉄道だ。言うまでもなく日本の鉄道事業法は日本国内のみに適用される法律なので、日本初ということは世界初ということでもある。つまり、日本人だけでなく全世界の人々にこの鉄道に乗る責務が課せられていると言っても過言ではあるまい。
門司港レトロ観光線はJR門司港駅のすぐ隣の九州鉄道記念館駅*3から出ている。西日本パスで門司港駅に行けるのかどうかは知らないが、駄目だとしても小倉から門司港までの運賃は270円だからたいしたことはない。
門司港レトロ観光線沿線にはその名もずばり「門司港レトロ」という観光スポットがあるのだが、観光するために作られた観光地を観光するのはなんだか癪なので、そこはスルーして、代わりに小倉の旦過市場に行くこととしたい。
実は昨年の夏に九州へ行ったとき、小倉で2泊したのだが、その時には旦過市場の存在を知らなかったので、すぐ近くを通ったにもかかわらず中に踏み込まずじまいだった。その後、@nifty:デイリーポータルZ:二大迷路商店街で紹介されているのをみて「ああ、しまった!」と思い、ぜひとも機会を見つけて訪れてみようと堅く心に誓ったものだ。また、小倉名物焼うどん*4も一度は味わってみるべきだろう。
ああ、旅行は計画を練っているときがいちばん楽しいなぁ。これだけ楽しめたのだから、もう軍艦島に行かなくてもいいや、と思えてきた。

*1:まだ詳細が公表されていないので費用がどれくらかかかるのかはわからないが、さすがに2万円を超えることはないだろうと思う。

*2:ちゅうにち、ではなく、なかび、と読んで下さい。

*3:URIに漢字が含まれているので環境によってはアクセスできないかもしれない。

*4:小倉焼うどん研究所参照。