山本周五郎賞選考委員が直木賞を受賞!

北村さんは埼玉県生まれ。早稲田大卒業後、県立高校の国語教師となり、89年に「空飛ぶ馬」で覆面作家としてデビュー。91年に「夜の蝉(せみ)」で日本推理作家協会賞、06年に「ニッポン硬貨の謎」で本格ミステリ大賞を受賞。時間をテーマにした「スキップ」「ターン」、朝日新聞の連載小説をまとめた「ひとがた流し」などで直木賞候補になっている。山本周五郎賞選考委員。本格ミステリ作家クラブ前会長。埼玉県杉戸町在住。

第141回芥川賞直木賞日本文学振興会主催)の選考会が15日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に大手商社、三井物産勤務の磯崎憲一郎さん(44)の「終(つい)の住処(すみか)」(新潮6月号)、直木賞山本周五郎賞選考委員を務めるベテラン作家、北村薫さん(59)の「鷺(さぎ)と雪」(文芸春秋刊)に決まった。副賞は各100万円。授賞式は8月21日午後6時、東京・丸の内の東京会館で。