2009-09-02 「ダム建設に反対している町民はいない」 雑文 長野原町役場は「ダム建設に反対している町民はいない」とまでいう。総選挙での「民主圧勝」後のいまも、「建設推進の立場に変わりはありません」と言い切る。 日本語の「ある」「いる」には、所在・所有・存在という三つの用法があるそうだ*1。「ダム建設に反対している町民はいない」の場合、(非)所有を表す用法ではないのは確かだが、さて、これは(非)所在を表しているのだろうか? それとも(非)存在? おまけ 先月、川原湯温泉に行ったときの写真をいくつか紹介しておく。 おお、看板ばかりだ。 せっかくだから、温泉そのものの写真も。 *1:「存在と言語――存在文の意味論」【PDF】参照。