柚子とレモンを間違える方法

知人から柚子をもらったので柚子茶を作ろうとしたら実はレモンだったという話を書いたあとで件の知人になぜ柚子とレモンを間違えたのかと訊いてみると、

  1. 知人の知人が柚子を栽培している。
  2. 知人も柚子を作りたいと思い、知人の知人に頼んで柚子の木の枝を分けてもらうことにした。
  3. 知人は記憶を頼りに5月に知人の知人の果樹園に行き、柚子らしい木から枝を何本か切ってきた。
  4. 知人はその枝を自分の畑のみかんの木についで育てた。
  5. 首尾よく実がなったので、知人はそれを柚子だと思い込んだ。
  6. だが実は知人の知人は果樹園で柚子のほかレモンも作っており、知人は柚子の木と間違えてレモンの木の枝を持ってきてしまったのだった!

まあ、確かに柚子もレモンも柑橘類だし、実がついていない時期に木を見て区別するのは難しいだろう。とはいえ、実がなった段階でふつう気づくものではないかと思う。
その疑問を知人にぶつけてみると、次のような回答だった。
「うん、もちろん実を見て柚子じゃないことに気がついたよ。でも、ずっと柚子のつもりで育ててきたから、レモンだとわかってからもそれが頭に残っていて、言い間違えたんだ」