誰かに似た人

未踏の時代 (日本SFを築いた男の回想録) (ハヤカワ文庫JA)

未踏の時代 (日本SFを築いた男の回想録) (ハヤカワ文庫JA)

福島正実の書いた文章はこれまで数限りなく読んできたが、その大部分は翻訳小説であり、彼自身の作品といえるものはごく少数しか読んでいない。大昔にジュブナイルSFを1冊だけ*1読んだ程度だ。そういうわけで、福島正実の文体にはあまりなじんでいないはずなのだが、『未踏の時代』を読み始めて数ページのところで、以前似た感じの文章を読んだことがあるような気がしてきた。少し考えてみて、大塚英志の文体に似ている*2ことに気づいて、「ああ、なるほどなぁ」と思った。

ところで、この本のカバー写真を見ると、これも誰かに似ているような気がする。少し考えてみて、谷川流の顔に似ている*3ことに気づいたが、これはまあ、ただの偶然だろう。

*1:たぶん『迷宮世界』だったと思うが別の作品かもしれない。

*2:人によっては全然似ていないと思うかもしれないが、個人の感想ということでご容赦願いたい。

*3:人によっては全然似ていないと思うかもしれないが、個人の感想ということでご容赦願いたい。