その標本調査は母集団の傾向を正しく反映していますか?

山形県がJR羽越線の乗降客を対象に実施した利用実態と高速化をめぐる意識調査によると、羽越線の高速化を求める利用者が6割を超えた。利用者の意向を示すデータとして、国やJRへの要望に今後活用する。

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調査は昨年12月9日と13日にJRあつみ温泉、鶴岡、酒田各駅で実施。計461人から回答があった。10日に山形市であった県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会の理事会で公表された。

JR羽越本線の利用者らを対象に、県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会(会長・吉村美栄子知事)が利用実態や高速化について意識調査した結果、6割超が「公費負担をしてでも高速化が必要」と考えていることが分かった。事務局の県地域・交通政策課は「交通手段として鉄道を重要視している利用者が多い。結果を今後の要望活動などに生かしていきたい」としている。

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調査はJRあつみ温泉、鶴岡、酒田の各駅で、利用者に聞き取る方法で昨年末に行った。高速道路の上限1000円割引など高速交通網をめぐる環境が変化する中で、鉄道利用者が現状に満足しているか実態を把握するのが狙い。平日、休日に分け計461人から回答を得た。