「正しさ」は正しくもなければ正しくなくもない

この見出しについてコメント*1
何かについて「正しい」と判断されることがあり、また、「正しくない」と判断されることもある。しかし、すべての物事について、「正しい」か「正しくない」か、どちらかの判断がなされるわけではない。次に、「正しい」とも「正しくない」とも判断しようのない物事のリストを掲げよう。

  • 油揚げ
  • 国会議事堂
  • 512
  • いかぽっぽ
  • アフガン航空相撲
  • 下山ダッシュ
  • 正しさ

太陽は明るく、夜の月もそこそこ明るい。だが、太陽や月の明るさそのものは明るいのか、と問われたなら、イエスとは答えがたい。かと言って、暗いとも言えない。明るさという事柄は明るかったり暗かったりするものではない。同様に、正しさは正しいとも正しくないとも言いようがない*2

おまけ

「短さ」は短い。

*1:いちおう本文も全部読んでいます。念のため。

*2:本当に、同様だと言ってしまっていいものかどうか、多少不安が残る。というのは、「暗い」は「明るい」の対義語だが、「正しくない」は「正しい」の否定であり、対義語ではないからだ。でも、たぶんこの違いは今の話題にとっては大きなことではないだろう。