日本には上り坂と下り坂が同じ数だけある

人口減少時代の大都市経済 ―価値転換への選択

人口減少時代の大都市経済 ―価値転換への選択

昨今、「地方の衰退」が声高に叫ばれている。急速に人口減少する地方が、未だなお少しずつ人口が増加している都市部、特に首都圏と対比的に語られることが多い。もっとも、東京も決して安泰ではない、という主張もわずかながら存在する。たとえば、『実測!ニッポンの地域力』など。この本も基本的に同じアプローチで、大都市を待ち受けている危機を、より詳細に述べている。
こういう夢も希望もない本を読むと心躍るものがある。そして、ついあの歌を口ずさんでみたくなるのだ。

追記

肝心の本の内容を紹介していなかった。そのかわりに著者へのインタビュー記事を見つけたのでリンク。