去年最後に読んだ本
- 作者: 荒山徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: 単行本
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タイトルからは石田三成が大活躍するような印象を受けるが、主要登場人物の一人ではあるものの、さほど出番が多いわけでもない。連載時のタイトルは「柳生大作戦」だったそうで、そっちのほうがしっくりくる。
往年の特撮映画に想を得たと思しい怪獣については、そっち方面の知識に乏しいため何とも評価しづらいが、叙述トリックっぽいお遊びはなかなか楽しめた。
荒山徹の作品の中では決して最高級のものではないが、時代伝奇小説として水準以上の出来であり、この本を一年の最後に読めてよかったと思う。
ちなみに、最後から二番目に読んだ本はこれ。
- 作者: 延原早紀,五十嵐千恵子,延原利和,延原久美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: 単行本
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本をレジに持っていったら、たまたまそこに著者がいてサインをしてくれたという稀有な本。著者サイン本はほかにも何冊か持っているが、こういう経験は生まれて初めてだ。この本は末永く大切にしたい。