ヴィクトリカ＝星新一

GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神― (富士見ミステリー文庫)

上の感想文を書いて寝床にもぐりこんだ瞬間に、ふとひらめいた。
そう、ヴィクトリカは星新一だったのだ！
新説である。たぶん今までに誰も言った人はいないだろう。すぐには納得できない人も多いと思われるが、そんな人のためにもう少し詳しく説明しよう。
両者の対応関係は以下の通り。

• ヴィクトリカ……星新一
• 聖マルグリット学園の図書館……星製薬の社長室
• 九城一弥……平井和正
• セシル先生、アブリル、庭師のおじさんなど……小松左京、筒井康隆など
• プロワ侯爵、ブロワ警部など……借金取り

つまり、そういうことなのである。
ああ、何ということだ。『GOSICK』はヴィクトリカの内的宇宙に過ぎなかったのだ！
……嫌な想像だなぁ。
なお、わかっている人にとっては蛇足だが、これは平井和正の「星新一の内的宇宙（インナー・スペース）」*1をもとにしたものだ。念のため。

*1:短篇集『悪徳学園』所収。今はe文庫で読める。