なんでもおまんま

けだるい午後にあれこれととりとめのない妄想にひたっている最中に、ふと谷川俊太郎の名作「なんでもおまんこ」(参考)のパロディ詩を作ってみよう、と思いついた。タイトルは「なんでもおまんま」だ。「なんでもおまんまなんだよ/あっちに見えてるこわ毛の生えた山羊だってそうだよ/喰えたら喰いてえんだよ……」という具合に原文の語句を少しずつ改変して全部食い物のネタにしてしまうのだ。いい思いつきだ。
だが、形にならない。
諦めずにこつこつと、考えに考え、辞書を引き、言葉を選んで、書いては消し、消しては書いて、原文のリズムを損なわずに意味を損ない、格調高い詩情を下品な食欲に置き換える。そんな地道な作業を完遂できる人間ではないのだ。でもこれじゃまるで死んだみたいだなあ/笑っちゃうよ/おれ死にてえのかなあ
何となく気が塞いでしまった。

本文とは関係ないが、食い物の話にリンクしておく。