どこまで行ってもお留守番の時間
- 作者: 小河正岳,戸部淑
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: 文庫
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ファンタジーでお馴染みの妖怪や怪物*2に通念を覆すような属性を与えて、そのギャップがおかしみを生むというのが『お留守バンシー』の特長だったが、2巻でもその路線は継承されている。ただ、あまり何度も使っていると飽きてしまうのは目に見えているので、あと1冊か2冊程度で締めくくるか、別の路線に展開するか、どちらかになるのではないかと思う。
何となく吸血鬼っぽいけれど、吸血鬼だとはどこにも書かれていないブラド卿の正体が実は××だった……というような締めくくりになるのではないかと予想しているのだが、さて「××」に何が入るのかは皆目見当もつかない。あるいは、そんな仕掛けは全くなくて、本当に吸血鬼なのかもしれない。