久しぶりの読書感想文だったせいで、見出しをつけるのを忘れていて、アップしてからそれに気づいて慌てて更新

火目の巫女〈巻ノ3〉 (電撃文庫)

火目の巫女〈巻ノ3〉 (電撃文庫)

やや、しばらく読書感想文を書かなかったら、書き方を忘れてしまった。
え〜っと。
この小説はシリーズ第3作目だ。1巻目と2巻目はそれぞれ『火目の巫女 (電撃文庫)』『火目の巫女〈巻ノ2〉 (電撃文庫)』だ……とこんなことは書かなくてもわかるな。
え〜っと。
1巻は第12回電撃小説大賞<銀賞>受賞作だった。同時受賞作のうち同じ銀賞の『狼と香辛料 (電撃文庫)』が非常に話題となったが、『火目の巫女』のほうはかなりダウナー系だったためちょっと割を食ってしまった感がある。『鬱の巫女』などと揶揄されたりもした。しかし、2巻からバトル路線に転じて*1活劇小説の趣きも出てきた。3巻もその方向を進み、シリーズの骨格がはっきりしてきたように思う。
他方、1巻にはふんだんに盛り込まれていた巫女スキー向けのサービスシーンがほとんど姿を消してしまっている。「萌え」を求める人にはやや不満かもしれないが、そのかわりに「燃え」があるのだからよしとしなければならない。この調子だと、そのうち番外篇か何かで「萌え」エピソードを披露してくれるかもしれないし。
なんか2巻のときにも同じような感想を述べたような気がするが、ほんとうに同じだったら嫌なので読み返さないことにしよう。うん、過去は振り返るものではない。未来に向かって前へ前へと突き進むべきだ。そうこうするうちに自ずと捨て去ったはずの過去が目の前に現れるものだ。
あれ、何の話をしていたのだろう?

*1:というのは言い過ぎかもしれない。1巻にも戦闘シーンはあったので。ただ、作品全体を陰鬱なトーンが覆っていて、あまり熱い闘いが印象に残らなかったのは事実だ。