どこにもない懐かしさ

つぶらら (1) (アクションコミックス)

つぶらら (1) (アクションコミックス)

ああ、懐かしい。初めて読むマンガなのにそう感じた。まだ家庭用ビデオデッキが存在していなかった頃を思い出したからだ。
このマンガの舞台は現在なので、もちろんビデオもあるのだが、主人公はそれを壊してしまい、お目当ての番組を見るために悪戦苦闘する。その涙ぐましい努力は、ある年代以上の人々の共感を呼ぶことだろう。逆に、生まれたときからビデオがあった世代の人々はどんな印象を受けるのだろうか?
ところで、雨の体育祭のシーンで『CIRCLE (零式コミックス)』を連想したのはここだけの内緒だ。