「繁華街」のイメージ

NaokiTakahashiの日記 - 地方商店街の話を読んで、「あれ、なんかちょっと変なことを書いているような……」と釈然としない気になった。でも、その原因がよくわからなかったのだが、続いてNaokiTakahashiの日記 - 反論、というほどでもないですがを読んで、何となくわかってきたような気がした。

ピンク街化出来るってことは、地方とはいえそれなりに人の通る繁華街なんでしょ。そういうところにピンサロとか個室ビデオ屋とかエロ本・エロビデオ専門店があるのは、需要と供給という意味では普通のことなんじゃないの? ある程度の規模の商店街に風俗通りがないってことのほうが俺には妙に思えるんだけど。

閑静な住宅街なら分かりますが、繁華街の中であれば、別にいいかと考えたり、便利と思う人もいるでしょう。生活者が同時に消費者でもありうる。

盛り場・悪所を排除した街は人の心をゆがませるといいますし、ある程度は許容したほうがいいんじゃないかなあと。

高橋氏は「繁華街」という言葉を使うとき、たぶん大阪のキタやミナミをイメージしていて、地方都市の商店街をその雛形のようなものと捉えているのだろう。しかし、地方都市の中心市街地は実はそういう意味での「繁華街」とは全然別物だ。「変なことを書いている」という印象は、そのあたりの認識のずれに由来するのだろう。
だが、大都市と地方都市がどのように違っているのかを言葉で説明するのは相当難しい。地方都市の商店街を何度か歩いてみれば違いは自ずと肌でわかるものだが、「肌でわかる」では議論にならない。
何かうまい説明方法はないものかとしばし思案してみたが、結局、机上の空論ではどうにもならないと諦めた。データが足りない。
無念だ。