ラノベオタじゃなくても古龍を読め!

多情剣客無情剣〈上〉 (海外シリーズ)

多情剣客無情剣〈上〉 (海外シリーズ)

多情剣客無情剣〈下〉 (海外シリーズ)

多情剣客無情剣〈下〉 (海外シリーズ)

最近、金庸が日本でもじわじわと人気を集めているが、古龍はどうもぱっとしない。金庸が王道なら古龍は詭道、金庸がクリスティなら古龍はカー*1、明るく快活な金庸に比べると古龍のほうが癖があるので、やや人を選ぶところはあるのだが、代表作『多情剣客無情剣』だけでも読んでみてほしいものだ。えっと、これ今でも手に入ります?
なお、古龍金庸と同時代に活躍した作家で故人なので、最近の作家ではありません……と書こうとしたら、リッパー氏が先にツッコミを入れていた。

*1:「じゃあ、クイーンは?」「うーん、梁羽生かな。『七剣下天山』しか読んだことがないから、よくわからないけど」