紹介文はこうしてウソをつく

ジョエル・ベスト『統計はこうしてウソをつく』さまざまなパターンのおかしな統計を具体的に示す.このなかで「何と何を比較しているか」ということに気をつけなければならないという話があって,そのひとつの例に,アメリカのlawerは1万人に28人を超えるが,日本のlawerは1万人に1人ちょっと,といわれるが,実はアメリカと日本で「何をlawerとするか」に違いがある,というはなしがおもしろかった.

↑lawerという言葉を法学部卒業まで含めると、日本とアメリカはほぼ同じ数、という話。

が同じなのではなく、人口に占める割合が同じ、という話だし、その「という話」に疑問を呈しているのだし、何ともかんとも。
まあともかく、的確な紹介というのはそんな感じで難しいということですね。

追記

上で指摘した点について、引用もとの記事が訂正されました。