乗って残そう関西本線

伊賀市と市内の団体などでつくる「JR関西本線複線・電化を進める会」(木津龍平会長)は23日開いた総会で、要望項目から「複線化」を外し、会の名称も「JR関西本線電化を進める会」と改めた。

参考

関西本線の複線電化は、非電化区間の沿線地域、特に伊賀地域の長年の悲願と言われてきました。実現に向けた運動の歴史は大変古く、昭和30年代から行政を中心に活動団体を組織し運動が続けられています。その数もひとつではなく、全区間自治体で組織する「関西本線複線電化促進連盟」、奈良〜亀山間の自治体で組織する「関西本線奈良亀山間複線電化促進同盟会」、伊賀市と伊賀地域北部の企業、各種団体、個人で組織する「JR関西本線複線・電化を進める会」、京都府内の自治体で組織する「JR関西本線電化促進会」があり、このほかにも伊賀地区の市議会議員で組織する議員連盟もあります。これらそれぞれが独自で、または互いに連携してJRなどへの働きかけや、利用促進のための活動を続けています。

国有化直前、同社は主要幹線である湊町 - 奈良 - 京都間と、名古屋 - 河原田間および城東線(現・大阪環状線)の電化計画を立てて認可を受けていたが、これは国有化に当たって買収額を高くするための方策であったとする見方もある。電化は国有化後全く顧みられず、1920年代以降に発展した現在の近畿日本鉄道の路線網に機能をとって代わられた。