「管狼」って何のこと?

昨日、杉井光のGA文庫新作「ばけらの!」のあらすじがひどい - 平和の温故知新@はてなで紹介されていたAmazonの『ばけらの!』詳細ページに「不良管狼作家イヅナ」という謎のフレーズがあって気になっていた。「不良/管狼/作家/イヅナ」と分けて読むのだと思うが、「管狼」などという言葉を見聞きしたことがない。
「かんろう」? 「人狼(じんろう)」の間違いかな?
そんなことを考えていると、ここでも『ばけらの!』が紹介されている。

しかしイヅナ可愛いよイヅナ。

獣耳で尻尾だよ。

なんか私の後ろに敷いてある布団の上で毛づくろいしてる同居人にそっくりですが。

あ、わかった。「賢狼(けんろう)」だ。

追記

コメント欄で「管狐」の捩りではないかという指摘を受けました。

管狐(くだぎつね)とは、伝承上・伝説の生物で、竹管のような細い筒の中に住む、小さく細長い日本の妖怪・妖精・精霊の一種。容姿は、名前の通り狐のような形をしている。

別名、飯綱(いづな)、飯綱権現とも言い、新潟、中部地方、東北地方の霊能者や信州の飯綱使い(いづなつかい)などが持っていて、通力を具え、占術などに使用される。飯綱使いは、飯綱を操作して、予言など善なる宗教活動を行うのと同時に、依頼者の憎むべき人間に飯綱を飛ばして憑け、病気にさせるなどの悪なる活動をすると信じられている。

言われてみればまさにその通りで、「イヅナ」という名前もそれに掛けてあるに違いなく、誤記だと勘違いした自分の浅はかさを悔やむとともに、竹筒があれば潜り込みたい気持ちでいっぱいです。

追記の追記

どうでもいいが、ふと手塚治虫の「傍のあいつ」を思い出した。
さすがの「マンガの神様」でも、このネタでマンガを描くことができず、やむを得ず小説で書いたという代物だ。