地名の字体の違い

しかし、太平洋戦争末期の1945年、米軍による5度の空襲が堺市を襲う。壊滅的な損害を受けた南旅篭町周辺は戦後、区画整理が実施された。完成後の59年8月、新たな町名を告示する際、「市民が読み書きしやすいように」と、字体が簡単な「篭」を使うことにしたという。一方、北旅籠町は戦災の被害が少なく、町名を変えるまでには至らなかったらしい。

参考

葛城市は、「葛」の字を略字である「葛(下の部分がヒ)」を採用しており[2]、正字(下の部分がL+人)を採用している葛飾区や北葛城郡とは字体が異なる。2000年に答申された表外漢字字体表で、「葛」の字体は「下の部分がL+人が標準」とされている。 この字体決定は合併協議会の新市名称候補選定小委員会において『住民の利便性や今後のパソコン・ワープロなどの機械化の発展を考慮し、「葛(下の部分がヒ)」を使用することが適当』と言われたためである。最終的に決定が確認された2003年4月2日において既に正字に変更されるJIS X 0213:2004の公開レビューが実施されており、文字コードについて疎かったと言える[要出典]。[3]