空罐なをもて美少女化をとぐ、いはんや六絃琴をや
- 作者: 平川雄一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: コミック
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「中村メイ子」といえば、一定の年齢以上の関西人にとっては悪夢のトラウマソング、「パルナスの歌」*1を歌った中村メイコの旧名ではないか。
だが、実際に読んでみると中村メイコもパルナス製菓も全然関係なかった。もちろん、中原めいことも無関係だ。「中村メイ子」は作中に登場するギター、MayQueenが人間の姿をとった時の名前だった。
以下、公式サイトから引用。
ボーイ・ミーツ・ガール ギター
運命の出会い、かわいいあの娘はギターだった!
「40年分の賞賛を私に浴びせなさい」
絶対的音痴・リズム感ナシの高校生・中村清春。ある日家業の骨董屋で処分寸前のビザールギター、1968年製の“メイクイーン”の音を出してみたらば……なんとそのギターは美少女に変身してしまった!売れ残り、ハードケースに40年間閉じこめられっぱなしだったメイ子(←清春命名)は高飛車かつ切実に、自分を弾けと清春に強要するのだった。かくして、楽才ゼロの清春と、弾かれることを知らないギター=メイ子のコンビが誕生したが……さて!?
1巻の段階では物語はまだ序盤で、主人公がコードを2つ3つ覚えた程度だが、単なる出オチマンガではなくしっかりとしたストーリー構成が感じられるので、今後の展開に期待したい。
おまけ
見出しの「六絃琴」はギターのつもりで書いたが、和琴(わごん)の異称でもあるようだ。ピアノなら「洋琴」、ヴァイオリンなら「提琴」で決まりなんだけど……。
*1:知らない人はここからMP3形式でダウンロードできるので、ぜひ御一聴頂きたい。なお、YouTube - パルナスほか関係動画も多数アップされている。