はてブ処女厨

告白しよう。あなたが今読んでいるこの文章の書き手*1はてブ処女厨だ。どんなに興味深い記事を見かけても、既にブクマがついてたらもう処女じゃないので黙って立ち去ることにしている。
昔はこうじゃなかった。ここの過去ログをみると、去年の1月28日にJ-STAGE [科学技術情報発信・流通総合システム] 電子ジャーナルブクマをつけている。28人目だ。そのひとつ前には山本純子『便所四十八手?女体による和式?』|情報芸術コースへのブクマ。これは2人目。
ということは、はてブ処女厨になったのはだいたい1年くらい前ということか。そのころ一体何があったのだろう? 昔のことなのでもう覚えていない。
なお、はてブ処女厨とは関係なく、はてなブックマークを使い始めてからずっと続けている方針がある。それは、ブクマコメントを一切つけない、タグもつけない、というもの。そのせいで、他人が見ても面白みがないブクマになってしまっているのだが、これは今後も変えるつもりはない。短い字数で鋭い批評を行う才能はもとより備わっていないし、何か言うべきことがあればブクマではなく日記のほうで言及したいので。
最後にちょっとおまけ。「はてブ処女厨*2という表現はもちろん「処女厨」というネット用語を下敷きにしたものでそのニュアンスを引き継いでいるものと解されたいが、その意図とは別に、おおもとの「処女」という言葉からの当然の帰結として、言及対象記事を女性に、それに対するブクマを男性に、ブクマをつけるという行為を性行為に、それぞれ喩えることになる。このような喩えはフェミニズムの観点からみてどうなのかということも気になる*3のだが、それ以上に気になるのが、メタブックマークだ。男に擬えたブクマに対してさらにブクマをつけるということになるわけでして……(以下略)。

*1:地の文で一人称代名詞を使わないというルールを自分自身に課しているので、こんな変な言い回しになった。あ、でも「我々」は使うことあるなぁ。

*2:この言葉はいま思いついたもので、もしかしたら過去に他の人が同じフレーズを使った例があるかもしれないが、特に過去の使用例に影響を受けたことはない。

*3:比喩がもたらす意図せぬ悪影響というのはわりと関心のあるテーマだ。たとえば「魂の殺人」などという表現は慎重に用いる必要があるのではないかと思う。この例は「なぜ人を殺してはいけないのか」を巡っての註釈で少し触れた。しかし、このテーマを深く突き詰めて考えるための素養も根気もないので、気にかかっただけで投げ出してしまっていることが多い。