すっかり忘れていたけれど

これを読んで思い出した。いま、文芸スタジオ回廊が実施している掌篇小説募集企画*1の締切は今月末だったことを。
ここをみると、今日現在で5名7篇+2名からの投稿があった由。追加の2名の投稿本数は書かれていないが、各1篇とすれば合計で9篇か。
この企画の第1回に参加して、「オカルト判事遠山越前名裁き 第一話 ラーメン天一坊事件」*2「叫び」*3、「無垢な人形娼婦と無慈悲な女衒の信じがたい悲惨の物語」*4の3篇を投稿し、うち、「オカルト判事遠山越前名裁き 第一話 ラーメン天一坊事件」は回廊文庫『幻視コレクション』という同人誌にも掲載されているらしい*5
第2回も何か書いて投稿しようと思ってはいたのだが、今回の「現実に溢れる虚構」という形而上学的なテーマ*6が引っかかってしまい、考えあぐねているうちに次第と意識が朦朧として、企画のことを忘れてしまった*7
うーん、前回も「新しい現実の誕生」というテーマを無視して書きたいように書いたので、今回もそうしようかなぁ、と思ったりもするのだけど、それにしても自分で読んでみて気に入らない作品*8が書けるかどうかわからない*9。何かいいアイディアが降ってくればいいのだけれど。
いや、ひとつだけアイディアがあるのだが、それのタイトルが「オカルト判事遠山越前名裁き 第ニ話 生蕎麦やぶいしゃ事件」というもので、作者名を伏せてもバレバレ*10なので、これはさすがに投稿できない。
そういうわけで、今回は参加するかどうかわからないけれど、腕に自信のある人はぜひ投稿してみてはいかがだろうか。

*1:詳しくは『文芸スタジオ回廊』公式サイト: 雲上の庭園、第2回募集を開始します!を参照。

*2:ここに掲載。

*3:ここに掲載。

*4:ここに掲載。

*5:「らしい」というのは、実物をまだ見ていないため。

*6:事実・虚構・予言』とか『虚構世界の存在論』などを連想してしまう。さすがに、この種のネタで1000字以内にまとめることはできません。

*7:その直前に書いたのが「誰でも作れる密室」だが、結局これは投稿しなかった。

*8:本当は他人が読んで気に入る作品を書くべきなのだが、それを言ったら何も書けなくなるので目をつぶることにしている。

*9:本当はこういうふうに条件を設定しているほうが書きやすいのだけど、基本コンセプトが全然違うのにそういう条件設定を求めても仕方がない。

*10:この企画では、最初に作者名を伏せてメールマガジンに掲載し、あとで公表するということになっている。