小さな政府、大きなお荷物

「小さな政府」とは、政府の権限を小さくし、地方に権限、財源、人間を渡すこと。中央集権の霞ヶ関は絶対反対。喫緊の課題は「二重行政」の問題。ここに肥大化の元凶がある。小さな政府は、補完性の原則によって、国がやらなければならない安全保障、社会保障、予算策定などをやる。予算編成は、内閣府に主計局を置けばじゅうぶん。将来的には財務省も解体され、ほとんどの省庁も内閣府にぶら下がるようになる。

「小さな政府」というフレーズの中の「政府」を国(中央政府)に限定した解釈というものを初めてみた。普通は、国と自治体(地方政府)をあわせた「政府」の大小を論じるものだと思うのだが。これは新鮮だ。