自意識過剰気味読書記録

サンデルの政治哲学?<正義>とは何か (平凡社新書)

サンデルの政治哲学?<正義>とは何か (平凡社新書)

マイケル・サンデルはこれまで日本の一般人の間ではほとんど知られていなかったが、今年、NHK ハーバード白熱教室で一気に知名度があがった。書店にいけば、『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』が平積みになっている。気になる哲学者ではあるのだが、ベストセラーを買うことに物凄く抵抗感があって、なかなか手を出せないまま現在に至っている。
そんな折、行きつけの書店の新刊コーナーで見つけたのが『サンデルの政治哲学』だった。新書だから安いし手軽なので、気軽に買ってみた。
で、昨日、日帰りで東京出張した際に、新幹線の中で読んだ。
凄くハードな本だった。
サンデルの主要著作を1冊の本の中で概説しようという意欲的な解説書なのだが、その分、内容濃密で、もしかするとサンデル自身が書いた本より難しいのではないかと思うほどだった。
でも、何とか読み通した。
どんな分野でもそうなのだが、本の紹介をしている本だけ読んで、その対象を読んだ気になってはいけない。これを機会にサンデル本人が書いた本も読んでみたい。でも、英語は苦手なので、邦訳で。
いちばん入手しやすいのは、『これからの「正義」の話をしよう』
だけど、ベストセラーはなぁ。

おまけ

読書に関しては、ただでさえ過剰な自意識をさらに増し増しで盛りつけておりまして、その自意識たるや、新書の類を読んでいるのを人に見られると恥ずかしくなるくらいです!

(私の新書のイメージは、書籍を読むのは億劫だけど、本を読まないのはどうかと思うし、けど、なに読んだらいいかよくわかんないし、ビジネスマン必読、なんて書いてあるからこれでいいかな、という人が読む物(偏見) もちろん名著もありますけど、大半は……)