近畿運輸局が提案した美少女キャラクターは南海フェリーを救うか?

近畿運輸局のプレスリリース文書【PDF】から引用する。

和歌山徳島航路活性化協議会〔会長 兜 秀昭(南海フェリー?社長)〕では、高速道路との競合や景気低迷等により利用者が低迷している和歌山〜徳島航路の維持・活性化を図る施策の検討及び実施をしています。このたび、とりわけ輸送需要が低下する冬季閑散期に向けた対応策を模索するため、オリジナル美少女キャラクターを起用した「ニューキャラクター キャンペーン」を開催します。キャンペーン期間中に南海フェリーに乗船し、アンケートに答えた方へ限定オリジナルグッズのプレゼント、並びに、南海フェリー船内にてキャラクターの名前を募集します。

このキャンペーンは、近畿運輸局が特定顧客層向けPRのためのキャラクター起用を活性化策として提案し、同協議会で検討され実施するものです。和歌山徳島航路の知名度向上と、特に若年層への利用促進を図ることを目的に、広報に併せフェリーへの理解を深めるためのアンケートも実施します。

今後、アンケート実施結果やキャンペーン内容等の顧客ニーズを分析することにより、当航路利用客の増加を期待するものです。

キャラクターデザインは、和歌山市在住のイラストレーター「もえぎ 若菜」さんによるもので、第1弾のキャラクター(表紙画像)は和歌山育ちの高校1年生という設定です。第2弾では徳島側の新しいキャラクターが登場します。

キャラクターの画像は近畿運輸局が公表しているもののほか、南海フェリーサイト内で2枚発見した。「萌えキャラ」と呼ぶにはちょっとあっさりしているが、まあこんなものかと思う。それにしても「特定顧客層」とはよく言ったもので、近畿運輸局の担当官のユーモアセンスが窺える。
2月6日までの土日に南海フェリーに乗ってアンケートに答えたら、下敷きか缶バッジがもらえるそうだが、「それなら乗ろう」と思う特定顧客層の絶対数はいかほどだろうか? ちょうど同時期に徳島で開催中のマチ★アソビと何か連携しているのかとも思ったが、これら二つの企画の間の関連があるという情報はウェブ上では見かけなかったので、たぶん無関係なのだろう。
いろいろ言いたいことはあるのだけど、あまりケチをつけるのも申し訳ないので自粛。そのかわりにキャラクター名称をここでひっそり提案しておく。

和歌山側
山為かわせ
徳島側
東大よあけ

わざわざ応募するのは面倒なので、誰か代わりに応募しておいてください。