どうでもいい日曜日の雑文

昨日、「音楽史上、最初期の交響曲」というキャッチフレーズのついたヤニッチュ 六つの交響曲(シンフォニア)〜フリードリヒ大王の頃に〜というCDを買ってきて、今聴いている。ヨハン・ゴットリープ・ヤニッチュという作曲家のことは全然知らなかったがこんな人らしい。

いちばん上がドイツ語版でもっとも詳しいがドイツ語は読めないので紹介できない。まんなかはフランス語版だがこれも読めないので紹介できない。いちばん下は英語版で当然のことながら読めないので紹介できない。誰か早く日本語版の記事を書いてください。
CDの解説にははっきりとした作曲年代が書かれていなかったが、おそらく1740年代か1750年代、もしかしたら1730年代ということらしい。その時期に書かれた「Sinfonia」と称する楽曲は日本語では「シンフォニア」とカタカナ書きしてハイドン以降の「交響曲」と区別するのが通例だが、ここではたぶん意図的に「交響曲」と書いて「シンフォニア」とルビを振っている。日本語ならではの技と言えよう。
そのCDに今年1月と2月の新譜案内が入っていて、その1月のほうを見ていると、こんな記述があった。

旅と音楽--昔日のサンチャゴ巡礼〜17世紀の音楽さまざま、フランスからスペインへ〜
【略】
古い弦楽器・管楽器の素朴な親しみやすさ、まっすぐな歌声の清らかさ。欧州古楽器界の大御所ジョルディ・サバールと故・モンセラート・フィゲーラスの愛娘、アリアンナが誘う音楽迷宮。俊才・巨匠・気鋭ピアニスト・そして超実力派集団。いや増しに際立つ、ドヴォルザークの美質。

……ピアニストもドヴォルザークも関係なさそうだが、実物を手にとってみないとわからない。まあ、機会があれば……。