祝祭としてのラノサイ杯

これまで2回ほど「消費者運動としてのラノサイ杯」という言葉を用いた*1が、どうも堅い言い方なので「祝祭としてのラノサイ杯」と言い換えておくことにしようと思う。厳密な定義はないが、「社会調査としてのラノサイ杯*2と対比することを意図していることから、だいたいのニュアンスはつかめるものと思う。

*1:ここここで、特に説明なしにフレーズだけ提示した。

*2:これは「統計調査としてのラノサイ杯」と言い換えてもいいかもしれない。

続きを読む

黙祷!

先生! 認可制と許可制はどこが違うんですか?

 2000年代になって鉄道の廃止が顕著になった理由は2つある。

 1つは、1999年3月1日の鉄道事業法改正である。それまで鉄道の路線敷設は国の認可事業であり、廃止する際にも国の認可が必要だった。鉄道会社が赤字路線を廃止したくても、地元自治体などが反対したり、事業主が黒字だったりした場合は認可されなかった。しかし、鉄道事業法の改正以降は認可制ではなく許可制となった。鉄道会社が路線を廃止したい場合、国土交通省に届出を出せば許可される。届出は「廃止日の1年前に提出すること」と定められたため、届出から廃止までは1年間の猶予がある。しかし、その路線の利用者、関係者に異議がない場合は廃止日の繰り上げも可能だ。鉄道事業法が改正された1999年3月1日の1年後は2000年の3月1日である。したがって、2000年3月以降、鉄道路線の廃止が急増した。

「届出を出せば許可される」というのは変な言い方だと思った。許可を求めるなら届出ではなく許可申請が必要だろう。
そこで、鉄道事業法の、鉄道の廃止にかかる条文を見てみることにした。

続きを読む

魔女の手紙?

うーうー*1が読んだ手紙には変なところが2箇所ある。

  • 魔女のくせに錬金術師と名乗っている。
  • 9歳の子供には難しい漢字が多く使われているのに、うーうーは淀みなく読み上げている。

科学的に考えれば魔女なんかいるわけないのは当然だが、この2点からも「魔女の手紙」は偽物だとわかる。きっと、魔女幻想に取り憑かれたうーうーが雷に打たれるか何かで死んでしまって、その怨霊がわけのわからない手紙を捏造して読んだのだろう。うん、これがいちばん科学的解釈だ! ふふっ、早くも「うみねこ」の秘密を暴いてしまったぜっ!
それにしても、なかなか人が死にませんなぁ。

*1:名前を思い出したが、変換するのが面倒なので、「うーうー」で通す。