文化遺産オンライン正式公開へ

 美術もインターネットで鑑賞する時代!? 全国の美術館にある美術品や文化財を調べることができる「文化遺産オンライン」が今秋、正式公開される。文化庁総務省が試験運営してきたウェブサイトで、使い勝手の向上を目指して登録美術館の拡大に努めている。また国立美術館4館のサイト「遊歩館」も好評だ。ネット公開は、遠方の美術館に出かけずに鑑賞できるメリットのほか、埋もれていた名品に光を当てるなど美術を身近にする効果も期待される。

 「文化遺産−」(bunka.nii.ac.jp/)は昨春から試験的に運用されてきた。現在、全国の美術館・博物館753館が参加、収蔵作品5299点の画像8774点を見ることができる。*1

文化遺産オンラインについては、全国の博物館・美術館・関係団体等の参加を促し、文化遺産に関する情報の集約化を進めるため、早期立ち上げを目指した取組を進め、平成16年4月に一般公開することとなりました。*2

*1:文中の強調は引用者。

*2:文中の強調は引用者。