3通目の手紙が出てきた

うみねこ」に関しては極力予備知識を入れないようにしてきたので、この先の展開も全然わからないのだが、それでも第1話発売直後にプレイした人なら知らなかったはずの事をひとつだけ知っている。それは、このゲーム*1がいまや第4話まで出ているのにまだ完結していないということだ。
第1話を6時間か7時間くらいプレイしたところでこういう状況になっているということと、各話ともほぼ同程度のボリュームがあるという仮定とを組み合わせるならば、「うみねこ」の構成が、単にクローズド・サークルの連続殺人の最初から最後までを順を追って何話から分けて語ったもの、だと捉えることはほぼ不可能になっている。今考えているのは「運命じゃない人」を思いっきり引き延ばしたような構成ではないかということだが、この考えが外れているにしても、それなりに複雑な構成なのだろうとは思う。
ところで、遅まきながら気づいたことだが、「うみねこ」の構図は「魔女か人か」という二者択一ではない。なぜなら、魔女がいるのかいないのか、ということと、人が殺したのか人でないものが殺したのか、ということは本来独立なのだから。場合分けをすれば4通りあるのだし、仮に「魔女=人でないもの」とみなしても3通りの可能性がある。賢明な人なら最初から気がついていたことだろうが、ずっと「ホームズかジョン・サイレンスか」と考えていたところにいきなりカーナッキが現れたのには意表を衝かれた……と書いてはみたが、実はこの3人の名探偵(?)の物語のうち、読んだことがあるのはホームズものだけだ。

*1:と言っていいのかどうかわからないけど。