素晴らしい北陸新幹線

北陸新幹線建設促進同盟会という団体がある。事務局は富山県富山市新総曲輪1番7号、すなわち富山県庁に置かれているのだが、同盟会独自のウェブサイトもある。
その名も未来を拓く北陸新幹線オフィシャルホームページだ。えっ、オフィシャル?
今日はじめてそのサイトを見たのだけど、いろいろ凄いこと書いていて感心した。
たとえば、

人と環境に優しい新幹線

新幹線は、人や環境に優しく、エネルギ−消費量も少ないうえ、安全性・定時性・居住性及び大量輸送に優れた21世紀の高速交通手段として最適です。

東海道新幹線のバイパス機能

現在“第2の東海道新幹線”としての北陸新幹線は既に約66%の区間が開業又は建設されています。

このあたりまでは「おっ、頑張って書いてるな」と微笑ましい気持ちで読んでいられるのだが、

私たちの心を癒す新幹線

北陸新幹線沿線の雄大で美しい自然は、多くの人の心を癒します。車窓からも普段とはひと味違った「東京・新大阪間」の旅が体験できます。

この辺から微笑みが引き攣ってくる。
大きな経済効果をもたらす北陸新幹線とか十分な需要の見込める北陸新幹線とか格段に広がる行動圏とか、威勢はいいんだけど、このサイトを作った人はいったいどんな気分だったのかちょっと心配になってくる。
そういえば、最近似たような味わいのサイトを見た覚えがるなぁ、と記憶を辿ってみると……これだった。