再婚理解者

「理解者」という言葉は字面通りに受け止めるなら単に何かを理解している者という程度の意味しかないのだが、通常そのような意味には用いられない。理解者に求められているのは理解以上の何かである。具体的にいえば、同意とか積極的な関与とかそういった事柄なのだろうが、なかなか一言で言い表せるものではない*1
「再婚理解者」という言葉そのものには特に何の感慨もないが、そこに含まれている「理解者」の独特の粘っこい含みを改めて認識するきっかけになったので、取り上げてみた次第。

*1:もちろん、「理解」という語を用いていいなら一言で言い表せるが、これでは説明したことにならない。今話題にしているのは「理解」の第二義がもつ、その第一義を超える何かなのだから。