2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「人間、死んでしまえば元も子もないのだから、命以上に価値のある事柄などない」という考え方の人もいれば、「個人の命を超越した価値が歴然として存在する」と主張する人もいる。両者の思想は真っ向から対立するもので、妥協の余地は全くないようにみえる。…
上の話題の続きを書こうと思っていたら、先を越された。付け加えることは何もないので、話題を転換する。 以下、多少不愉快な話。
男女トリック*1の作例をみると、「男だと思わせておいて、実は女」「女だと思わせておいて、実は男」という例はあまり多くはない。圧倒的多数が「女だと思わせておいて、実は男」「男だと思わせておいて、実は女」だ。 *1:ミステリの叙述トリックのうち、登…
わたしたちの田村くん (電撃文庫)作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/06メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 168回この商品を含むブログ (328件) を見る以前、葉山響氏*1がある小説について「困ったことに面白い」とコメン…
桑島由一の小説を読むたびに、なぜかスネークマンショーを思い浮かべる。 理由は不明だ。桑原茂一とごっちゃになっているのかもしれないが。 参考 はてなダイアリー - スネークマンショーとは
Sankei Web 国際 「中山文科相がまた妄言」 韓国マスコミが一斉に批判(06/12 17:41) 白亜紀には「恐竜」という言葉はなかった。 縄文時代には「磨製石器」という言葉はなかった。
裏ビデオにも正規盤と海賊盤があるらしい。 そして、DVD-Rが正規盤で、プレスしたDVDが海賊盤のことがあるらしい。
今考えてみれば「乗り物酔いする人はちゃんと酔い止めを飲んできましょうね」とぬかしていた先生どもはあれは何様のつもりだったんだろう。酔い止めは吐き気を止める薬であって拷問を止める薬ではない。そもそも乗り物酔いする人の酔わないための根本的な解…
「敵の敵は味方」という発想の人は、同じ発想の敵を味方だとみなすのだろうか?
トリックスターズ (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 63回この商品を含むブログ (114件) を見るあまりいろいろ書くとネタを割ってしまうので、簡単に。
靖国問題 (ちくま新書)作者: 高橋哲哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04/01メディア: 新書 クリック: 75回この商品を含むブログ (246件) を見るこの本のオビには次のように書かれている。 哲学で斬る「靖国」 「歴史的」「政治的」にのみ語られがち…
特殊な辞典ではあるが、管見では辞典として唯一「秘宝館」が掲載されていたのが『性語辞典』(一九九八年)である。そこには一九六九年に徳島県につくられた「秘宝館」がいちばん古いとされ、二番目に古いのが、一九七一年につくられた伊勢市の「元祖国際秘…
自我と世界 主観(主体)と客観(客体) 心理と物理 常識的な人々の語りのうちに、ある事柄についての素朴な実在論的な態度を見出し、その単純さを批判する。 そこまではいい。 問題はそれからだ。「かくかくしかじかの理由により、それを対象そのものがもつ…
アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス (角川スニーカー文庫)作者: 日日日,エナミカツミ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/05/29メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (125件) を見る「虚界」と書いて「アンダカ」と読…
中には、初版のカバーを架け替えただけのものも交じるはずです。その場合、当然ながら内容は旧装版と一言一句異なりません。
立つレッサーパンダ風太くんの写真集がついに発売! [ 著編者 ] 桜庭一樹[ 内容 ] 風太くんの可愛い普段の表情から、お嫁さん候補ちぃちぃちゃんとの日常。もちろん立つところまで余すところなく収録した写真集!※申し訳ございません 在庫が入り次第[購入]ボ…
ネット上でよく「酷評は是か非か?」というテーマで議論されているが、何か一つ重大なポイントが抜けているような気がする。 ちょっと考えてみたところ、それらの議論では酷評の対象が現在活動中の人の作品に限られていることがわかった。現代の人間が『源氏…
Something Orange - 北村薫「ミステリ十二か月」 「すべての××は比類ない。みな、それぞれ別の価値を持っており代替不可能である」という類の言い回しはパラドキシカルで、より詳しく、厳密に記述しようとすればするほど個物の価値は減じられ、のっぺりとし…
有名作家の文体や作風に影響を受けた新人がデビューすると、よく「××は○○の劣化コピーだ」と言って貶す人がいる。 だがしかし! ネット書評家気取りの諸君、君たちは劣化コピーの真の恐ろしさを知らない。
狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)作者: 日日日,x6suke出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2005/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 84回この商品を含むブログ (191件) を見る最初、タイトルを見てこう思った。 「この表紙絵のネコミミ少女の…
よい計画を立てるには次のような条件が必要だ。
どんな物語でも収拾をつけてしまう究極のテクニック、夢オチ。 それは、万能であるがゆえに陳腐だと言われ、ほとんど禁則事項とされている。 では、逆にすればどうか。それまでのストーリーと無関係に主人公がいきなり寝て夢を見るというオチだ。 風呂敷を広…
謎に対する欲求――その謎を解明したい、または答えを知りたいという――は時には切実で耐えられないほどの焦燥を伴う。 謎の解明に実益がない場合には、謎に憑かれて悶絶する人の姿は滑稽で非理性的なものに見えるだろう。 この状態は恋に似ている。特に謎が人…
他人の幸福を自分のことのように喜ぶのは難しい。 他人に共感できないからではない。 自分に訪れない幸福を嘆くかわりに他人に共感したふりをして自分自身をごまかしているのではないかという疑念をぬぐい去ることができないからだ。
私のアドレスにメールした記憶はありますか? 添付ファイルの事でメールした井川りかこです。 井川りかこです。何度もメールしてしまって どうも、井川です。 どうやら、あと2通3通メールが来るらしい。
元素周期表:初版10万枚底つき、10万枚増刷 文科省 科学技術広報財団 元素周期表頒布のお知らせ(販売方法)*1 *1:PDF
島安次郎と島秀雄 福田繁雄と福田美蘭 金田一京助と金田一春彦 長嶋茂雄と長嶋一茂 石沢英太郎と野阿梓