その時、歴史が動いた……後ろ向きに


これを売ることができなかったとは……角川スニーカー・ミステリ倶楽部は何をやっていたのでしょう。
そりゃ、スニーカー本体を温存するためにミステリ倶楽部からの撤退を行っていたのでしょう。
「その時、冬将軍の猛攻を受けた靴軍団は勇気ある撤退を決断し、一旦高山まで進出した軍勢を引き上げることとなった。敗軍のしんがりを務めるは米澤穂信。軍団が西宮にて再起を果たすのは翌二〇〇三年のことである」