非電化冷蔵庫

非電化冷蔵庫 - 東京永久観光経由で知った。非電化工房の製品だそうだ。
以前、鉄道用語の「非電化区間」について次のように書いた。

鉄道路線のうち、電気機関車または電動客車もしくは電動貨車が走れるように設備を整えた区間を「電化区間」と呼ぶ。これは考えてみればおかしな言い方だ。なぜなら、「電化」という言葉には、もともと電化されていなかったものが電化されるという動的な含みがあるからだ。

昔の鉄道はほとんど妃殿下、もとい非電化で、それが徐々に電化されていったという歴史的経緯があるため、「電化」という言葉の余計な含みはあまり問題にならなかった。しかし、近年の都市近郊路線は最初から電車が走れるようにつくっているのだから、これを「電化区間」と呼ぶのは本当は適切ではないし、電化区間の電線を外して電車が走れないようにしたところを「妃殿下、もとい、非電化区間」と呼ぶのもおかしい。だが、「電化」のもつ動的な含みを持たず、この言葉の背後にある電化進歩史観から免れた中立的な言葉は今のところ存在しないので、おかしさに気づいている人でもこの言葉を使わざるをえないのが実情だ。

非電化冷蔵庫をはじめとする非電化製品についても同じことが言えるのではないかと思う。
ところで、今、過去ログを読んでいて「こわいでんきがながれています」というフレーズの出典が何だったか気になったので調べてみた。

2番線の線路が上下線のホームにはさまれる構造だが、1番線ホームの2番線側は柵がされている。なお、2番線は基本的に旅客列車は使用せず、試運転列車の折り返し等で使われるのみである。2番線向かい側にある柵の下には第三軌条が設置されている。 1番線と3番線ホーム向かいの柵には「高圧電気通電中」と書かれ、その上にふりがなで「こわいでんきがながれています」と書かれた看板が設置されている。 ちなみにこのホームは、旧東大阪線時代に浮上していた急行運転時の待避線として設置された経緯がある。

おお、そうだったそうだった。確か生駒駅で電車の乗り換え待ちのときに警告看板を見た*1覚えがある。すっかり忘れていた。

*1:ウィキペディアで紹介されている新石切駅には降り立ったことがないので、その看板は見ていないはず。たぶんけいはんな線のあちこちに同じ看板があるのだろう。