市町村別女性比率ランキング

ふと思いついて、こんなことをつぶやいた。

これはもちろん冗談だ。モテない男が女性の多いところに行けばモテるようになるということはないし、その逆もまたしかり。
ただ、ここで紹介した数値そのものはでたらめではない。
2010年国勢調査のデータがもとになっている。
せっかくなので、女性比率の高い市町村と低い市町村をそれぞれ1位から10位まで挙げてみよう*1。ついでに政令指定都市の区のデータも参考値として掲げておく。
まず、女性比率の高い市町村から。

順位 都道府県 市町村 女性比率(%)
(参考) 京都府 京都市東山区 57.7
1 和歌山県 古座川町 55.6
(参考) 福岡県 福岡市中央区 55.6
2 山口県 阿武町 55.5
3 北海道 歌志内市 55.4
4 北海道 上ノ国町 55.4
5 静岡県 熱海市 55.3
6 北海道 神恵内村 55.2
7 高知県 奈半利町 55.2
8 北海道 上砂川町 55.1
9 和歌山県 太地町 55.1
10 山口県 周防大島町 55.0

次に、女性比率の低い市町村。

順位 都道府県 市町村 女性比率(%)
1 東京都 青ヶ島村 36.3
2 東京都 小笠原村 37.1
3 沖縄県 北大東村 37.7
4 北海道 月形町 39.5
5 東京都 利島村 39.9
6 長野県 川上村 40.8
(参考) 大阪府 大阪府西成区 41.1
7 沖縄県 渡名喜村 41.8
8 沖縄県 南大東村 42.3
9 北海道 占冠 44.1
10 青森県 六ヶ所村 44.2

人口の少ない市町村ほど、ちょっとした男女の人数差が大きく比率に反映されるので、全国でもっとも人口の少ない青ヶ島村の男女比に偏りがあるのは納得できる。
一方、人口1万人以上の六ヶ所村や4万人近い熱海市になぜこのような偏りが生じているのかは見当がつかない。たぶん何か理由があるのだろうけれど。
政令指定都市の区をみると、大阪都構想のアキレス腱とも言われる大阪市西成区の女性比率の低さは頷けるのだが、京都市東山区や福岡市中央区の女性比率の高さの理由はよくわからない。女子大の学生寮でもあるのだろうか?
リストを見ながらあれこれ考えをめぐらせていると、時間を忘れてしまうほど楽しいのだが、それでは時間がもったいないので今日はこれでおしまい。

追記

よく考えたら(よく考えなくてもそうだが)国勢調査が実施されたのは昨年ではなく一昨年だった。冒頭のつぶやきの「昨年」は「昨年度」と読み替えてください。

*1:女性比率の表示は小数点以下第1位までとしたので見かけ上同率の市町村があるが、四捨五入した端数で順位がついているので全く同率の市町村はこれらの表にはない。