だんだん読めなくなる

新しい年の始めに今年の目標を立てようと思う。
その前に去年の目標がなんだったか振り返ってみよう。なにぶん1年前に立てた目標だから、当時の記録を読み返さないと覚えていないのだ。いやいや、それではいけないのだけれど……。
去年の目標は次のとおり。

  1. 小説を50冊程度読む。
  2. これまでに読んだことのない小説家の本を10冊以上読む。

このうち、2番目の目標は早くも3月には達成していたのだが、その後、急激に読書環境が悪化し、全然本が読めなくなった。たとえば、12月には小説2冊とマンガ1冊、合計3冊しか読んでいない。
そういった状況なので、さすがに小説50冊は無理だっただろうと思ったのだが、さっき集計してみると年間で小説を56冊読んでいることがわかった。対してマンガは26冊で、その他の本をあわせた合計は93冊。一昨年は126冊読んだので大幅減だが、それでも年始の目標は達成していることになる。
ちなみに四半期別にみると、39冊、18冊、26冊、10冊となっている。10月から12月にかけて10冊しか読んでいないのはいったい何があったのか? 昔のことはよく覚えていないのだが、確か9月のシルバーウィークのあたりに体調を崩して5日間寝て過ごしたのを皮切りに10月、11月も体調がすぐれず、本を読む気がわかなかったことは覚えている。毎年楽しみにしているハロウィンパーティーにも行けなかったしなぁ。いや、でも12月にはすっかり復調していたはず。なのに、なぜ本が読めなかったのだろう?
……と、ここまで考えて、11月中旬から12月上旬にかけて本が読めない事情があったことを思い出した。その頃に携わっていた仕事の関係で読書時間が極端に削られていたうえに、文章を目にするとゲシュタルト崩壊が生じるほどだったのだ。
そうこうするうちに年末を迎え、12月中旬以降は何もかもが忙しくなって、本が読めなくなっていた。毎月買っては積んでいた「小説推理」掲載の『分かれ道ノストラダムス』(深緑野分)をようやく連載第6回まで読み通したのは大晦日、すなわち昨日のことだ。なお、これはまだ完結していないし、1冊の本にまとまっていないので上記の冊数には含めていません。
閑話休題
今年の目標をどうするか?
あまり深く考えても仕方がない。こうしよう。

  1. 連城三紀彦の小説を5冊以上読む。
  2. 海外ミステリを20冊以上読む。
  3. 小説でもマンガでもない本を10冊以上読む。

この3つにしよう。互いに排他的な目標なので、最低35冊読む必要がある。
連城三紀彦は読んどかなきゃいけないよなぁ、と思って再刊・文庫化の折に買って積んである本が確か5冊くらいあったはずなので、目標を5冊にした。海外ミステリは昨年13冊読んでいるから再読も含めていいなら20冊という目標はさほど無理はないだろう。小説でもマンガでもない本というのは主に教養系新書になると思うが、こういった本も読んでおきたい。
というわけで、今年はこれらの目標に向かって邁進します。まず第1歩は昨年読めなかった『真実の10メートル手前』から! ……あ、目標と関係ないや。