奇妙な衝立将棋

思うに、**は衝立将棋に似ている。ただし、それはふつうの衝立将棋――そもそも衝立将棋に「ふつうの」という形容語句が適用できるとしての話だが――ではない。この衝立将棋では相手がどの駒をどのように動かしているのかがわからないだけでなく、相手が駒をどのようなルールで動かしているのかすらわからない。**にも審判はいる。だが、審判が何を言っているのかはわからない。よって自分の指し手と相手の駒の配置との関係もわからない。**とは、このように奇妙な衝立将棋なのだ。
では、**とは何のことなのか? それすらわからない。とはいえ、**は現に継続中だ。指しかけにすることはできない。