微妙な違和感
- 作者: 今尾恵介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/03
- メディア: 新書
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6年前に出た本なので、現状を把握する役には立たない*1が、路面電車復活を目指す風潮がどのようなものかを知るための入門書としては手頃ではないか*2と思う。
路面電車は二酸化炭素を排出しないから地球温暖化防止に役立つ、低床車を導入すれば交通弱者にもやさしい*3、地下鉄やモノレールに比べれば建設費が格段に安くつく……などなど、いいことづくめのようだけど、読後にどうも違和感が残る。
なんでだろう?
*2:別に『路面電車ルネッサンス (新潮新書)』でも構わないが。
*3:どうでもいいが、「○○にやさしい」という言葉遣いには未だに馴染めない。既に市民権を得ているので、今さら異議申し立てをする気はないのだが。