NO MUSIC, NO LIFE

インシテミル

インシテミル

(上の書影リンクはダミーです)
いろいろ事情があって、いま小説断ちをしている。せっかく読みかけた『さよならピアノソナタ』も最後の決戦のところで読むのを中断したまま5日が過ぎてしまった。ほかにも読みかけの小説が何冊かある。
小説を読む気が失せたときには半月くらいは平気で読まずに過ごすのだが、小説断ちをしているときだと3日でも辛い。そこで、「息抜き」と称してこっそりと(?)ショートショートを1篇だけ読むことにした。米澤穂信の最新作、『音楽がなければ生きられない』*1だ。
これは讀賣新聞の11/10夕刊に掲載されたものだが、汎夢殿での告知は11/12付だ。毎日チェックしているわけではないので実際に告知されたのが何日なのかは知らないが、少なくとも記載されている日付より前ということはないだろう。11/10付で別の記事をアップしている*2のだから、ついでにこのショートショートのことも告知すればいいのに、2日も遅れるとはいったいどうしたことか。そのせいで読み逃した人も多いに違いない。
さて、米澤穂信ショートショートといえば、奇妙な味の連作『11人のサト』が真っ先に思い浮かぶ*3TAGROのイラストも非常にマッチしていて、実に楽しめた。今度の絵師は西島大介だということだが、さて読み味は如何?
早速、近所の図書館に行って、新聞コーナーを漁り、先週土曜日の讀賣新聞夕刊を探し出して読んでみた。
感想は……「TAGRO西島大介は別人だということがよくわかった」とでも言っておこうか。

*1:作者のサイトの紹介文へのリンクなので基本的には問題ないはずだが、そこはかとなく未読の人はリンク先を見ないほうがいいかもしれないような気がする。

*2:この時はたまたま当日の昼に見て、一瞬その日が11日だと勘違いしてしまった。

*3:というか、ほかに商業媒体で発表されたショートショートはなかったはず。