沖縄で密かにアール・ブリュット

沖縄県立博物館・美術館に行ってきた。博物館は以前首里城の近くにあったが、去年11月に那覇新都心に移転した。同時に美術館も併設され、現在の名称になった*1
博物館のほうば常設展のほか新収蔵品展−平成17・18年度収蔵資料−博物館収蔵 大嶺薫コレクション展が開催されていたのだが、美術館のほうは世界の現代アーティスト50人展−ガルシア・ロルカを顕彰して−の開催前で内覧会か何かをやっているようだったが、招待されていないのでもちろん入ることはできなかった。また、常設展もまだオープンしていなかったようだ。で、県民ギャラリーで開催されていた無料の素朴の大砲〜アートキャンプ2008展+マリオ・デルクルト写真展だけみてきた。
事前に下調べをしたときには、この展覧会の紹介ページにはアクセスせず、「まあ、タダだから博物館のあとで時間が余ったら寄ってみるか」と思った程度だったのだが、いざ行ってみると、アール・ブリュットの展覧会だったのでびっくりした。展覧会のタイトルからは全然想像がつかなかった。
今、ボーダレス・アートミュージアム NO-MAで開催されているアール・ブリュット/交差する魂とも関係があるようで、絶対唯一の表現者たち アウトサイダーアートの世界|新日曜美術館でみた作家の作品も展示されていた。
非常にいい展覧会だった。

*1:そもそも美術館とは美術博物館のことなのだから、「博物館・美術館」という言い方はちょっと変な気がする。さらに、博物館の常設展(部門展示)には「美術工芸部門展示」があるので、事態はさらに複雑だ。