名古屋市vs.ソフマップ

名古屋市子育て支援センターなどが入る複合施設「ナディアパーク」(同市中区栄)内のパソコンショップが、店頭で成人向けDVDの映像を流しているのは行き過ぎではないかとして、開会中の名古屋市議会の一般質問で9日、市議がかみつく一幕があった。

【略】

答弁に立った入倉憲二住宅都市局長も「私も驚いた。施設の性格から行き過ぎた面があった」とたじたじ。区切った一角で扱うなど愛知県青少年保護育成条例には違反していないが、モニターの撤去を申し入れ、月内をメドに成人向け商品の販売をやめるよう調整する考えを明かした。

ナディアパーク内のパソコンショップというのはソフマップ ナディアパーク店のこと。店舗情報を見るとアダルト商品も取り扱っていることが明記されている。現地に行ったことがないので、どういう店舗構成になっているのかは知らないのだが、愛知県青少年保護育成条例には違反していないというのだから、愛知県青少年保護育成条例施行規則第二条の三の規定に従ってゾーニングした上で販売していたのだろう。その上、「モニターの撤去を申し入れ」たり、「成人向け商品の販売をやめるよう調整」したりするのはどうだろう? ちょっと釈然としないものがある。
行政法の知識に乏しいので、県条例と同じ件でそれを上回る規制内容を含む市条例を作ることができるのかどうか知らないのだけど*1、もし可能なら独自条例を検討するのが筋ではないかと思う。

*1:県条例第二条に抵触するような気がしないでもない。