敷居値

どんなに刺激的で価値のある記事を書いても、サイト自体が認知されていないのではアクセスも集まりません。ところがはてなでは、最初の3ブックマークという敷居値さえ越えてしまえば、簡単に「価値ある記事を書けば評価される」ところまでは持っていけるというわけです。

最初、「敷居値」は「閾値」の誤記だと思ったが、調べてみると結構用例がある
そもそも「閾」が敷居という意味だそうだ。古語の「しきみ」を漢字で表せば「閾」となるのだという。なら、同様に現代語の「しきい」に「閾」の字をあててもいいはずだが、実際には「閾値」を例外とすれば「閾」を「しきい」と読ませることはほとんどなく、「しきい」を漢字で書くなら「敷居」と決まっている。
それなら、「閾値」は「いきち」と読み、「しきいち」と読む場合は「敷居値」と書くほうが現代日本語の慣用に叶っているのではないか、というふうにも思ったのだが、なにぶん素人の思いつきに過ぎない。識者の意見をききたいものだ。