バッハの現存する4つの序曲(管弦楽組曲)

さっきYoutubeで見つけた。

バッハはバッハでもJ.S.バッハではなく、その又従兄のJ.B.バッハの作。

J・B・バッハはエアフルトに生まれ、幼少期に父ヨハン・エギディウス・バッハから音楽の教授を受ける。1695年にエアフルトオルガニストの職に就き、さらにはマクデブルクでも似たような地位を得た。1703年にはヨハン・クリストフ・バッハに代わってアイゼナハオルガニスト、および宮廷楽団のチェンバロ奏者となり、1749年にこの地で逝去した。

彼の音楽作品の大部分は失われているが、現存する作品の中には4つの管弦楽組曲が存在する。彼のオーケストラ作品の公演時に、J・S・バッハ専用のパートが用意されたことが知られている。彼の音楽性は、テレマンと似たものであるといわれている。

いま聴いている最中だが、確かにテレマンの序曲(管弦楽組曲)に似ている。だが、J.S.バッハの序曲(管弦楽組曲)に似ていないかといえばそういうわけでもない*1
ところで、「序曲(管弦楽組曲)」という書き方はどうにかならないかと思うのだが、「序曲」だけでも「管弦楽組曲」だけでも誤解を招くので、こう書かざるを得ない。たまたまJ.S.バッハの場合は全部管楽器が入っている*2のでいいのだけど、管楽器なしの曲を「管弦楽組曲」と呼ぶのは憚られるし、かといって単に「序曲」とだけ呼ぶと字面通りの意味に受け止められてしまう恐れがある。
まあ、どうでもいい話ではあるのだが。

*1:ただし、第5番ト短調BWV1070は例外。

*2:ただし、第5番ト短調BWV1070は例外。