段階的/ファジー


やっぱりレベルの高低の問題なんだって。レベルの高低は段階的な問題だけど(有力な仮説や疑わしい仮説の存在も許される)、科学・疑似科学の区分はどう考えても二項対立にしかなっていない。しかも擬似科学やトンデモというのは科学のカノンに反するもの・疑うものを「異端宣告」するものとして機能しているフシがある(例:常温核融合の研究をする人はその前にはまず自分がトンデモではないことを証明しなければならない)。
【略】
正直、「(正統)科学=善、擬似科学=悪」という区分をする人は、「正しい」病にかかっている気がするけどなあ。自分が「正しい」側に立っていないと気がすまないというか。現実はもっと段階的でファジーなのに。
もし、いわゆる正統科学と疑似科学の間が段階的だとすれば、いったいそこには何段階あるのだろうか?
どうも変だ。「段階的」と「ファジー」は両立しないだろうに。