東京は収奪する

久しぶりに東京の街を歩いて、あらためてこの都市の妖怪じみたパワーに圧倒された。人も金も物もみんな東京に吸い取られていくようだ。もちろんこれは今に始まったことではないのだが、特にここ数年はその傾向が激しいのではないだろうか。
バブル期以前から東京近辺に住んでいる人にはピンとこないかもしれないが、バブル崩壊以降の立ち直りのスピードは東京と他の地方とでは明らかに全然異なる。街中いたるところ*1で建築工事現場を見かけて、ますますその思いを強くした。
日本全体では人口減少が始まっているが、東京に限ればまだまだ人口が増加していたはずだ。この先いったいどうなってしまうのだろう?

*1:東京駅から秋葉原まで歩いたときの印象。